留学来たらいつのまにやらエイターになってた人の日記

異国に来てエイト沼にあれよあれよとハマり抜けなくなった私の、溢れ出して止まらないエイトへの個人的感情を垂れ流すための受け皿的なブログ。

「月が綺麗ですね」

 

 

 

「私もうここで死んでもいいや」

 

 

大げさでなく本当に、心からそう思えた、楽しめた、笑えた、涙を流すことができた、関ジャニ∞をずっと応援していこうと、より固く思うことができた十五祭福岡二日目の公演

 

 

エイターとして、そして一人の人間として、今までのいろいろな感情を、この上なく解放することができた、尊い時間だった。

 

 

亮ちゃんがあの日しきりに口走っていた「月が綺麗ですね」

 

「愛しています」を表すその言葉を、何度もあの場にいたエイターに伝えてくれていた亮ちゃん。

 

 

 

あの時は、亮ちゃん、最近はそんなおしゃれな表現にハマってるのね、だからたくさん言ってるんだ。

 

 

「ねえねえ!みんな聞いてや!こんな言葉で伝えてみるで!みんなのこと大好きや!」

 

って覚えたての言葉をはしゃぎながら使う子供みたいでかわいいな

 

そんな風にしか思っていなかった。

 

 

 

亮ちゃんが伝えてくれたこの言葉に、もしかしたら、亮ちゃん自身の深い思惑はないかもしれない。

ただ単に気分でそう言っていただけかもしれない。

 

でも知った今、直接「愛してる」なんて言うのはシャイな亮ちゃんの柄じゃないから、この言葉でエイターにその気持ちを伝えてくれてたんじゃないか?そんな風に思えてきてしまう。都合が良すぎるかな?

 

 

 

 

 

福岡公演に参戦してから、オーラスの日が来るまで1ヶ月あった

その間なんども十五祭のことを思い出しては、恋しくて恋しくて。エイトが大好きで、大好きで仕方なくなった。前よりももっと。

これからどんなエイトが見れるだろうか。あんな十五祭みたいな最高のコンサートを観せてくれるエイトと、これからどんな景色を観れるんだろうか。そんな期待がどんどん大きくなった1ヶ月だった。その裏で誰かが苦しみながら、もがきながら、楽しませてくれていることも知らずに。

 

 

 

東京公演オーラスの日、8人のBOYが登場したと聞いて、普段はグッズ参戦なんて絶対にしない私でも、行かなくちゃ、その一心で東京ドームに向かった。

 

「列、作ってませんよ〜」と呼びかける警備員さんの言葉もそこそこに、大真面目に列に並んだ。

やっと来た順番の一列目で、初めましてのBOY達と福岡ぶりのBOY達が並んでいるのを見て、やっぱり泣いた。たかが人形、されど人形。そこにはたしかに8人で並んでいた。泣かないわけにはいられなかった。

 

 

グッズ売り場に向かって全員分のうちわを買った。分かっている。お金の無駄だということは。

うちわって、何に使う?もう参戦を控えていない身としては、普通に扇ぐ他ない。

理性は冷静に「うちわなんて六個もあってどうするの!」そう考えているんだけど

なんだか絶対に6人分のうちわを買わなきゃ!そう心が感じていた。(全員ビジュが最高だった、という理由も勿論ある)

 

 

みんなの名前ののぼりと、買ったばかりのうちわを並べて写真を撮ったりもした。一人で。

 

ブースでCDも買った。欲しかったカップリングの曲が手に入った。

 

ふと見上げると、22ゲートのモニターにはPVが流れていて、その時はちょうどクローバーだった。メイキングのほほえみイチャイチャを思い出して一人でちょっとニヤッとした。

 

 

そのまましばらく観ていても、全然飽きなかった。家に帰ればDVDがあるのに、どうしてもそこで、1秒でも長く観ていたかった。

 

 

スポンサーののぼりの近くを歩いた。関ジャニ∞の周りにこれだけ多くの人がいるんだ、単純に、素直にそう思った。

 

 

「ああ、この人たちのほとんどは今日という記念すべきオーラスをその目で見られるんだ」

すごく羨ましかった。

どう頑張ってもオーラスに入ることはできないので(積まない限り)、そろそろ家に帰ることにした。1時間半はいたように思う。

 

 

欲しかったグッズも手に入って、8人のBOYにも会うことができた。それ以上何もやり残したことはなかったので清々しい気持ちで駅へと歩き出した。

 

 

 

関ジャニ∞はやっぱり強いし最高だ。帰り道で何度もそう思った。

そしてエイターはこの世で1番愛されている、とも。

 

 

 

 

 

 

 

 

でもたぶん、薄々感じていたんだと思う。

『火のないところに煙は立たぬ』

これはすばるくんの件で痛いほど分かっていたし、冷静にそういう覚悟をしておくべきだとも思っていた。

でもそれでも、亮ちゃんが脱退間近という記事が出るたびに怖かった。

 

 

そんな中で十五祭を観たら、

「は?脱退?解散?ありえないじゃん」

そんな風に油断してしまった。

 

 

いろんな人に錦戸くんどうなるの?って聞かれた。十五祭を観た私は、あの公演を出来るグループからこれ以上脱退メンバーも、解散説も、出るわけがない。そう語調強く伝えていた。

本当に、恐怖から、緊張から逃げたくて、油断したかった。

 

 

「隙あり!」とでも言うかのように、それは本当になってしまったわけだけど。

 

 

 

反面、今まで見たことがないというほどに完璧なセットリストの公演、久しぶりに続いた全員参加のクロニクル、異常なほどに早い円盤化の報せ、ジャニ勉に亮ちゃんがいない………

 

考えれば考えるほど、良いことも悪いことも、全て、嫌な予感につながっていく日もあった。

 

 

だからたぶん、「絶対ありえない!」と信じていたつもりでも、心のどこかでは「やっぱり亮ちゃんはいなくなっちゃうんじゃないか」という気持ちが大きくなっていたんだと思う。

 

そのせいか、5日のバイトの休憩中に報せを聞いた時、不思議と驚かなかった。悲しくないわけじゃない。ただただ驚かなかった。

 

すばるくんの時は信じきっていたから、愕然として嘘だ嘘だって子供のように頑なに信じようとしなかったけど。

 

 

 

報せを聞いた休憩中にぽろっと涙が溢れた。動揺してその場で母親に電話した。

 

だけど、それ以降は、その日のバイトが終わっても、他にやっている気の進まない仕事が終わっても、予定していた友達との旅行から帰ってきても、ある実感と言ったらこれといってなかった。

 

ただただ亮ちゃんはもう関ジャニ∞にいないという事実と、5人の関ジャニ∞がすでに動きだしているという事実が、プカ〜っと宙に浮いているような、そんな感覚だった。

 

 

あまりにも儚く消えていってしまったようで、どこぞの歌のように言うのであれば、夏と一緒にいなくなってしまった蜃気楼?見えていたものが気づいた時には既に跡形もなくなっていた恐怖。

 

 

 

5人のFC動画はしばらく見ることができなかった。あまりにも怖くて。

ねえ、それでいいの?よかったの?誰かに言われてそうしてるの?本当に、したいようにできてるの?あげ始めればきりのない疑問と、既に前を向いている明らかに見ている方向の違う5人への違和感を目の当たりにするのが怖かったから。

 

 

 

 

福岡公演からオーラス、亮ちゃんからのお知らせを知るまでの1ヶ月間。

前述の通り、私はあれだけの完璧な公演を見て2通りの感情を抱いていた。

ひとつは「これからも関ジャニ∞が続いていく」と言う確信。

もうひとつは「6人、もしくは関ジャニ∞というグループ自体が迎える最後」の予感。

この二つの感情をずっとループしている、そんな1ヶ月だった。

 

 

関ジャニ∞としての錦戸亮を見ることができたのは、東京ドームの9/3が最後。

5日の発表はもはや事後報告で、そんな風に去った亮ちゃん、去らせた関ジャニ∞が憎くも思えた。

 

だけど、いろんな人のいろんな意見、今までの亮ちゃんのアイドルとしてエンターテイナーとしてのスタンス。それらを、私なりにゆっくりゆっくり吸収して反芻するうちに、この去り際こそ、私たちの大好きだった亮ちゃんのかっこいいところでもかわいいところでも素敵すぎるところでもあるんだなあ、そういう結論に落ち着いた。少なくとも私は。

 

全て憶測で、その余地を超えない論だとは思うけれど、それすらも亮ちゃんの狙いなのでは?くらいまで思えてしまう。彼の引き際に関して、受け手の想像力に任せられるような、そういうおしゃれな小説みたいなこと、亮ちゃんならしそうで。

 

 

とにかく思うのは最後まで亮ちゃんも関ジャニ∞もエンターテイナーだということ。

様々な私情や裏で巻き起こっている色んなことに、エイターが視線をやらないように、

ひたすら彼らのエンターテインメントで楽しませてくれた。

 

そして私は、そんな彼らのエンターテインメントを見て、まんまと関ジャニ∞の安泰を信じ込んだ。今思えば切ないけれど、その6人の未来を完全に信じていた期待に満ちた時間があったことだけでも十分幸せかもしれない。それに彼が、他でもないエイターに、生で会える空間で、少しずつ各地で別れを伝えてくれていたと思うと、愛おしくて仕方がない。ああダメだ泣きそうだ。画面が見えない。

 

 

「隙あり!俺、やめへんと思ったやろ?でもやっぱやめねん。最後、ドームで迎えられてよかったわ!」

 

これは完全に私の中のラブスーパーマンのフィクションだけど、そんな風にいってるように思い込んでおく。

 

 

 

 

 

 

 

5日から約ひと月が経って、私がそれでもぼんやりと感じていた実感はただ一つ。だいすきなほほえみがこれ以上増えないということ。

 

そもそも私と亮ちゃんの間の1番大きな共通項は、人間であるということ以外で、丸山隆平という男を愛しているということが言えると思う。

 

亮ちゃんがオーディションで1番輝く丸ちゃんを見つけたあの日から、偶然町で出くわしてランチに誘ったのに断られたあの日と、おんぶしてもらった最後のクロニクルの日、そしてズッコケ男道でいつもより大きく丸ちゃんに体重を預けただろう関ジャニ∞の錦戸亮として最後の日まで

 

数えきれないほほえみをありがとう

 

 

 

 

今日は本当に疲れてて、寝落ちして腕にスマホを落とすくらいに疲れてるのに、

 

ふと目を瞑りながら寝ようと思ったら、真っ暗な視界の中で、亮ちゃんがいなくなる、いやいなくなってしまったんだという既に痛いほどに知っている事実への実感がふとわいた。きっかけは何もない。あるとしたら寝ながら聞いているCan't U see?、Street Blues、This momentのプレイリストの中の彼の歌声ぐらい?

本当にわからないけどふっと亮ちゃんがいなくなる事実をようやく心が理解した。今まではかろうじて頭でしか理解できていなかったのに、

 

 

 

 

日付を見てみたら、9/30

錦戸亮ちゃんが長く勤めたジャニーズ事務所での籍で過ごす最後の日。なるほど、そう思った。スピリチュアル的なことはあまり信じないけど。

 

 

明日からはもうレンジャーのページにイエローレンジャーはいなくなってしまうだろう

でも、みんなのワイワイに入れなくて端っこで見てる亮ちゃんも、それをみた丸ちゃんに引き入れてもらって、最後には結局みんなの真ん中でニッコニコに笑ってる亮ちゃんも、全部全部忘れない。

 

 

 

 

「月が綺麗ですね!」

 

 

 

あの日ヤフオクドームから出た夜空の月は本当に綺麗だった。

ヤフオクドームの中で見た、満ち欠けの激しい月男(丸山隆平曰)ももちろん綺麗だった。綺麗すぎるくらいに。

 

 

 

 

 

長い間、お疲れ様でした。

ありがとう、亮ちゃん。またどこかでね。

 

 

9/30 3:43